2012/10/01

クアラルンプールでモナコが、バンコクでガスケが優勝【ATPツアーダイジェスト】

さて、やってきましたアジアシリーズ!その先陣を切ったのは言わずと知れた観光地クアラルンプールで行われたマレーシアオープンと、首都バンコクで行われたタイオープンです。決勝の結果とともに今週の男子ツアーの様相を振り返ってみましょう!

1.Malaysian Open, Kuala Lumpur
 Juan Monaco  7-5, 4-6, 6-3  Julien Benneteau


今年初めは26位だったランキングを11位まで引き上げ、今季大躍進を見せているモナコはこれが通算7つ目のタイトル。うち4つが2012年に獲得したタイトルなのですから、今季の調子の良さもわかるというものです。

この優勝でモナコはなんと今日付けのランキングでトップ10に踊り出ました。

この優勝の鍵になったのはなんといっても錦織との準決勝でしょう。一時は錦織にサービングフォーザマッチを握られるものの、ただでさえ終盤勝負強い錦織に対して、ファイナルセットタイブレークにもつれ込む熱戦を制したこの試合は、モナコの勢いを象徴付けるとともに、それがもうしばらくは継続しそうな印象を与えました。

錦織とは仲がいいだけでなく、サービスゲームよりもリターンゲームが得意といった点でも共通点のあるモナコ。楽天オープンではダブルスを組んで出場するようです。あわよくばモナコの勢いにあやかりたいところですが…。

錦織も昨年の上海とバーゼルでの活躍以降、GS以外のツアー大会でなかなか上位進出を果たせていません。今回のクアラルンプールはフェレールが陥落したこともありデルレイビーチ以来の優勝を勝ち取るチャンスだったわけですが、なかなか難しいものですね。



惜しくも準優勝となったベネトーは準決勝でフェレールを破り、またも大物喰いの片鱗を見せつけましたが、決勝ではフルセットとなるもモナコに惜しい敗退。

年に何回か大きなアップセットを演じてみせるベテランのフランス人は、7回目の挑戦にしてまたもや初のタイトルを掴み損ねました。個人的に好きな選手でもあるので、なんとか引退前には一花咲かせてほしいと思います。

またもや残念だったベネトー。

2.Thailand Open, Bangkok
 Richard Gasquet  6-2, 6-1  Gilles Simon


さて、一方のバンコク決勝はシードを順当に守って勝ち上がったガスケと、第1シードのティプサレビッチを破って4月のブカレスト以来の優勝を狙うシモンとのフランス人対決となりました。こちらはガスケが力の差を見せつけシモンを破り、2010年のニース以来となる自身7つ目のタイトルを手にしました。

実は今大会、初戦となる2回戦でブルガリアの期待の星ディミトロフにファイナルセット6-4ともつれた試合を強いられたガスケ。その時の感じではまさか優勝まで漕ぎつけるとは思っていませんでしたが、その後はトミッチや、これまた大物喰いの異名を持つニエミネンを苦しみながらも倒していきました。むしろスコア的には決勝が一番あっさり勝ったといった感じでしたね。



ガスケのランキングの変遷を見てみると、なんだか他の選手と違って面白いんです。ガスケはナダルとともに2005年あたりから台頭を始め、一時は7位まで上り詰めたのですが、その後は上がったり下がったり。

でも普通の選手であれば失速中はだいたい20位台あたりをうろうろするであろうところ、ガスケの場合はむしろ10位台に一番多くいるという。普通10位台はその時調子のいい選手たちが占拠する感じになり、そこに停留する選手は少ない(1桁と10位台を行ったり来たりという選手はたまにいる)のですが、ガスケは特別なんでしょうかね…。気になります。

一方で怪我から復帰して間もないモンフィスがトロイツキに勝っていました。ツアー屈指のフィジカルを持つモンフィスのド派手なプレーを待っていたファンも多いことでしょうからここから本格復帰してくれるかもと期待がもてますね。

復帰のモンフィスは再びダイナミックなプレーで
ファンを楽しませてくれるだろう。

さて、今週はいよいよ楽天オープンが開幕。有明の地に今年も多くの選手が来てくれたようです。ビッグタイトルを手にしたマレーや、毎年のように来日を楽しみにしてくれているベルディフなど、トップ選手のプレーを間近で見るチャンスです。

私も地方から準決勝を観に上京の予定。今から楽しみで仕方がありません!みなさんも是非有明の熱戦を期待していてくださいね。

【10月2日追記】動画を追加、一部表現を修正しました。

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